ラロさんの戦力外について考える

大・社ドラフトと外国人選手の去就。
いろいろとあった11月18日でしたが、
おそらく多くの方が納得できないと思われる、
ラロさんの解雇について考えてみたいと思います。


かなり前ですが、
ラロさんに関して、
自分はこんな記事を書いております。
この時点で、
来シーズンのラロさんの起用法はどうなるんだろう?
と疑問を持っていたのであります。
すでに自分の頭の中ではラロさん=クリケンの評価でした。
3年後を考えると、
ラロさん・クリケンを併用するよりも、
クリケンに1シーズンを通してフル出場させた方が明らかにプラス。
さらに秋季キャンプでクリケン・コマツくんの成長、
ドラフトで梵さんの獲得…
本来はチームの弱いところを埋めるのが助っ人選手なわけで、
今までラロさんが埋めていた弱点はある程度解決したとも言える状況に。
要するに今のチームに足りない部分は何か?と考えると、
年間40発打てる選手よりも、
しっかり守れて、かつ機動力のある選手の方が必要性は高い。
おそらくマーティーは、
3年後を見据えた選択をしたんだろうね。
たぶん来年の二遊間は、
山崎さん・コマツくん・梵さん(+佳紀くん)で何とかなると思う。
ただ、みんなフル出場の経験はないし、
その部分で若干の不安があるからこそ、
そこを新外国人で埋めようという結論に達したのだと思う。
(おそらくピーコなら、有無を言わずにラロさん残留を選択しただろう)


バレンタインもマリーンズの監督に就任した時、
前年3割・30本・100打点の成績を残したフェルナンデスをあっさりと切った。
補強ポイントがどこなのか、
そしてどんなチームカラーを作っていくのか、
この2つを明確にしたことにより、
スタッフ・フロントが一丸となって、
バレンタインの目指すチームを作り上げたと思う。


カープは今、この時のマリーンズと同じ時期にいると思われる。
長い目で見ると、きっとラロさんを切ったことがマイナスになるとは思えない。
今回のマーティーの決断は、きっといい方向に出ると思う。


思い入れのある選手がいなくなっちゃうのは寂しいけど、
近い将来にカープが優勝して、最高の喜びを勝ち取ることができるなら…
とにかく、自分は今回のマーティーの決断を支持します。


ありがとう、ラロさん。