騎手・松永幹夫 あと2日

JRA公式サイトに、
今週末で20年の騎手生活にピリオドを打つ、
松永幹夫騎手の特別サイトがオープン。


さようなら、ターフの貴公子 次の夢に向かって


ふと考えた。
幹夫さんの騎手生活→20年
自分の競馬歴→17年


つまり、
ほとんど被ってしまうわけで…
決していちばん好きなジョッキーという訳ではなかったけれど、
やっぱりいろんな思い出があるね。


1991年、
シスタートウショウ@角田くんと、
イソノルーブル@幹夫さんの、
壮絶なる牝馬クラシック戦線。
桜花賞での、
ルーブル「裸足のシンデレラ」事件。
無敗で挑んだ桜花賞(もちろん1番人気)のルーブルが、
発走前に落鉄してしまう。
しかしルーブルは蹄鉄の打ち直しを頑なに拒み、
結局裸足のままでレースに挑むことに。
そして5着に敗れてしまう。
その時の「桜の冠」は、
シスタートウショウがゲット。


そしてオークス
シンデレラは府中の長い直線を逃げ切った。
(シスターの怒濤の追い込みをハナ差凌いだ)
ルーブルは距離的に難しいと思われていた樫の冠をゲットし、
見事に桜花賞の雪辱を果たした。
これが幹夫さんにとっても初のGⅠタイトルで、
幹夫さんが泣きながら勝利ジョッキーインタビューを受けていたのは、
鮮明に覚えている。


初めてナマで見た重賞レースは、
その年の札幌記念
メジロパーマー@幹夫さんの逃げ切りだった。
北海道シリーズにはほぼ毎年参戦し、
大活躍していた幹夫さんなので、
ライブで見た活躍も数え切れないくらいあった。


1996年、
腎臓摘出の大ケガで長期休養。
そのケガから復帰後、
いきなりファビラスラフィン秋華賞制覇!
(確か第1回の秋華賞だった記憶がある)


GⅠ6勝がすべて牝馬であるように、
とにかく牝馬エスコートするのが上手かった。
牝馬&先行馬のイメージが強い幹夫さんだけど、
自分の中でいちばん強烈だったのは、
ビハインドザマスクでの怒濤の追い込みかな。
(確か京都マイルのレコードを出したはず)
他にも、
ゼネラリストマイシンザンボディーガードキョウエイマーチ
こうして振り返ると、
幹夫さんのお手馬は個性的なお馬さんが多かった。


明日は仕事なので見られないけど、
日曜はじっくりと幹夫さんの騎乗を、
そして(おそらく涙の)引退セレモニーを、
しっかりと見届けたいと思っております。
阪急杯複勝は、
もちろんブルーショットガンで!