内角攻め

◆永川、シュートで内角勝負へ中国新聞

広島の守護神、永川勝浩投手が、ある決意を胸に2月1日のキャンプインを待っている。右打者への内角球を磨くため、チームメートに練習台になってもらうというもの。「遠慮せずに厳しい球を投げさせてもらう。注意してほしい」と、キャンプ中としては異例の「内角攻め」を宣言した。(小西晶)

 今キャンプは「制球力アップ」をテーマに掲げる。中でも、右打者への内角球は懸案の課題だった。「シュートが使えれば、黒田さんのように投球の幅ができる。これまでは死球を与えるのが嫌で、外角しか使わなかった。でも、これまでと同じでは成長がない」。ブルペンでの投げ込みに加え、「けがをさせてはいけないので投げた記憶はない」というフリー打撃、紅白戦の登板で積極的にシュートを試す構えだ。

 昨季は防御率1・66と抜群の安定感を見せた。しかし、頭の中には左打者に痛打された残像がある。「打たれたのは、内を狙って甘く入った球ばかり。左打者の外角、すなわち右打者の内角にきっちりとコントロールできれば、もっと抑えられたはず」。苦い経験が、無用な遠慮を捨てさせた。

 25日に沖縄入り。ランニング、遠投を中心とした調整を続ける。27日は完全休養。験を担ぎ、昨年と同じ30日に初めてブルペン入りするつもりだ。「昨季は死球ゼロだった。今年はそうはいかないぞ、と思わせたい」。2007年、永川は相手チームにとってより怖い存在になる。



そういや昨シーズンって、
1個も当ててないわ(゜▽゜;)
内角を突いたっていうのもあんまり記憶にない。
コントロールがついた反面、
まとまりすぎたっていう感もないわけでもない。
よく言う「適度な荒れ球」っていうのが、
もうちょっとあってもいいとも思った。
(もちろんその前提にストライク先行っていうのはあるけどね)
持ち玉が少ない永川くんにとって、
インコースを突くシュートが投げられれば、
大きな武器になるのは間違いない。
キャンプでは間違っても主力打者に当てないように注意しながら、
インコースの練習をしてちょうだい!


そして新助っ人フェルナンデスさんも…
◆フェルナンデス投手記者会見!カープ公式)

まだ来日2日目ですが、町がきれいで、道路も整備されてますし、クリーンな感じがしています。
アメリカに日本人の知り合いがいて、来日する前に色々聞いたのですが、日本のファンは情熱的で一生懸命応援すると聞いています。その中でプレーできるのはとても楽しみです。
 
自分はナックルボールを投げるのでスピードはありませんが、肩の負担は少ないのが特長です。
状況によっては先発で投げた後に、後の試合では中継ぎもできるのではと思っています。
2,3年前には先発で9回投げて、次の日休んで、その次の日に2イニング、また次の日に2イニングを投げて、そして先発をしたことがあります。これは一番過酷なスケジュールでしたが、調整すればたくさん投げられると思います。爪や肘にもケガをしたこともありません。
とにかく、球数をたくさん投げられることが一つの強みだと思います。
 
自分のナックルボール対応のために、キャッチャーの人たちが色々と工夫をしてくれているのは聞いています。キャンプではキャッチャーの方にたくさんボールを受けてもらいたいと思います。
どのポイントで捕ればいいのかを感じてほしいです。
 
カープでは今までナックルボーラーは例がない、初だと聞いているので、それは嬉しいです。
ナックルボールは周りから見たらゆっくりに見えるかもしれませんが、打者から見ると無回転なので見た目以上に打ちにくいです。球速で言えばこれまでで一番遅いのが49マイル(約78キロ)、最速が85マイル(約136キロ)です。ストレートは80マイルくらい(約130キロ)なので、他の球種であるカーブ、スライダーと一緒に相手に合わせてスピードは変えています。
ただ、ナックルは三振を取るためのボールではありません。ダブルプレーを取ったり、打ち損じをさせるために投げます。
 
ブラウン監督について詳しくは知りません。知っていることは野球に情熱的で、エキサイティングなチームに育てようとしていることです。
自分の役割はまだ決まっていません。キャンプで見てもらって、自分に合うなら先発でも中継ぎで
もどちらでもやります。個人的にもどちらでも対応できると思っています。シーズンは短距離ではなくマラソンなので、長い目で見てやっていきたい。中継ぎ投手の助けになるのなら、先発した後に中継ぎをやるのもかまいません。
とにかくブラウン監督のもと、私も一緒に頑張りたいです。
 
T.ウッズ選手(中日)やシーツ選手(阪神)とは元チームメイトで、すごく良い選手でした。次に会うのはバッターボックスだと思いますが、気持ちの上で余裕を与えないようにしたいです。内角もついていきますよ。
 
キャンプではまずチームメイトに馴染み、チームメイトについて知って、チーム一丸となって頑張りたいです。そしてプレーオフ進出を一番の目標に頑張ります!!



フェルナンデスさんもインコース攻めを宣言しております。
特に去年はウッズに全くインサイド攻めはできず、
ほぼ外角オンリーのリードで痛打を喰らった。
それには投げる方のメンタル的な部分もあるだろうし、
リードする側にとっても1発が怖いから逃げ腰になっちゃう。
フェルナンデスさんはそういう部分の意識改革もしてくれそうな気がする。
日本での大活躍、期待してます。